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【みやこKAMADOKIプログラム2021】第1回SDGsシンカゼミを実施しました。

こんにちは!
みやこKAMADOKIプログラム 学生スタッフの中西です。

2021年8月17日、みやこKAMADOKIプログラム2021にて第1回SDGsシンカゼミ「SDGs時代の情報の読み解き方 -インテリジェンス-を知る」を開催しました。

SDGsシンカゼミはみやこKAMADOKIプログラムの受講生を対象に、取り組みをシンカ(深化・進化)することを目的に実施しています。

今回は、株式会社オシンテック代表取締役社長 小田真人氏をゲスト講師にお迎えし、世界の動きや、たくさんの情報が溢れる現代だからこそ必要となる情報の読み解き方”をレクチャーしていただきました。

まずはじめに、気候変動や自然破壊など世界を知ることを目的に「世界で起こっているゲームチェンジ」についてお話しいただきました。

社会課題に向き合う市民・企業・研究者が増えているのが21世紀の特徴です。そんな中で、「地球規模の問題に対応する方法は”ルール”に着目することが重要であり、”ルールは守るもの”である前に、ルールは私たちの暮らしをよくする仕組みだという観点に立ってください。いま、国境を超える大きな問題に対して、適切なルールが足りていません。もっと多くの人がいまどんなルールが必要なのかを考え、関わっていくことが大切です」と小田さんは言います。

たとえば、SDGsを達成するための1つに、循環型経済”サーキュラーエコノミー”の実現に向けて,ヨーロッパ諸国から新たなルールが次々と作られています。
ドイツやフランスでは大量生産を禁止するという法律が審議されています。
日本の企業も、世界の潮流を踏まえた上で適切なタイミングで意思決定を行い、社会貢献をし続けられるようにする必要があります。

続いて、「インテリジェンス」を学ぶということはどういうことかについてのお話をしていただきました。情報を多面的に洞察していくことや事象から仮設を建てて推論することを「インテリジェンス」と呼びます。今回の講義ではどのようにニュースなどの情報を扱うのかについてコツをいくつか教えていただきました。発信元に注目することや、時系列や地理的特徴を捉えるなど、ニュースをただ見るだけではなく、疑問を持つことで、情報の点はつながって線となり、面となり多面的に捉えていくことができるそうです。

最後には、学生に向けて「私たちが世界の情報に幅広くアクセスできるようになった人類で最初の世代です。社会を構成する私たち1人ひとりが声をあげ続けることによって社会が良くなっていきます。僕らの世代の仕事として、環境を再生し良い世の中を作っていきましょう!」とメッセージをいただきました。

今回のお話から、地球規模の問題について、考えることをやめてしまうのではなく、それに向けて世の中がどう動いているのかということに着目することの大切さが分かりました。
今回の学びを、普段ニュースを見る時に意識したり、今後の活動や、将来の仕事に生かしていきたいと思います。

みやこKAMADOKIプログラムでは、8月から約2ヶ月間チームに分かれて、SDGsを主軸に活動を行っています。
このSDGsシンカゼミでの学びを活かしながら、自由な発想でSDGs達成のためにできることを考えていきたいと思います。
今後の活動の様子もHPにて発信してきますので、是非ご覧ください。