news

【みやこKAMADOKIプログラム2021 】第2回SDGsシンカゼミを開催しました。

こんにちは!みやこKAMADOKIプログラム学生スタッフの畠です。

8月24日14時より、第2回SDGsシンカゼミをzoomを用いてオンラインにて開催しました。
SDGsシンカゼミはみやこKAMADOKIプログラムの受講生を対象に、取り組みをシンカ(深化・進化)することを目的に実施しています。

今回は、講師に株式会社taliki 代表取締役の中村多伽さんをお招きし、レクチャーを行っていただきました。

講師プロフィール

京都大学在学中に国際協力団体の代表としてカンボジアに2校の学校建設を行う。その後、ニューヨークのビジネススクールへ留学。様々な経験を通して「社会課題を解決するプレイヤーの支援」の必要性を感じ、帰国後の大学4年時に株式会社talikiを設立。2020年には社会課題解決ファンドを設立し、関西を中心に社会起業家のインキュベーションや上場企業の事業開発・オープンイノベーション推進を行いながら、投資活動にも従事。

レクチャーは、まず中村さんの自己紹介から始まり、これまでの経験やその行動に至った経緯を当時の気持ちも交えてお話しくださったのが印象的でした。受講生も興味・感心を抱きながら中村さんの話を聞いている様子が伺えました。

次に、課題や取組の意義についてお話いただき、その中で「なぜ、今、”社会課題”が注目されてきているのか?」や「社会課題解決の定義とは?」などの問いが中村さんからあり、受講生は社会課題の背景や本質的な意義を見つめ直すとともに、参加者同士での意見交換が行われました。

昨今の社会課題の注目に対して受講生からは、「Youtubeやテレビといったメディアが発達し情報に触れる機会が増えた」、「温暖化に対する政治家の発言が報道され、危機感が高まった」等、多くの意見が出されました。また、社会課題の定義については、「全ての物事が社会課題では?」、「目標を設定してそれを達成できれば一つの解決になるのではないか」など、積極的な意見交換がなされました。

そのほか、「若者に身近なTikTokの収益はどこから出ているのか?」「ナイキ事件とは?」といった、レクチャーの中に潜んでいる「問い」から、これまで知らずにいた真相を知ったり、仕組みを知ったりと、一人ひとりが世の中の取組に対して多くの学びを得ることが出来ました。

最後に、株式会社talikiの事業説明やその仕組みやtaliki自身の投資している会社についての紹介がありました。興味を示す受講生が多くおり、例として挙げられた企業の取組事例から,本来使われるであろう用途とは別の切り口でニーズを生み出すブランディングや、少数派にスポットを当て多くの人を呼びこむ方法など、これから活動を企画する受講生にとって有意義な話が多くありました。

参加した受講生からは以下のような感想をいただきました。

・中村さんの経験談や話し方は、私の興味があるものばかりですごく楽しかったです。

・少人数だったので中村さんから直接対面でお話を聞いてる気がして参加型のレクチャーで良かったです。

・社会課題を解決する起業家と向き合っている中村さんだからこその考え方を伺うことができてよかった。

・社会問題に取り組んでいるたくさんの会社や起業家の思いなどを知ることができて、またさらに視野が広がりました。事前学習は少し難しいと感じた部分はあったのですが、調べながら進めることでゼミの中で吸収力を高めることができました。なので、こうして事前学習の機会を与えてもらったことは、良かったと感じました。

・課題を先に取り組んでいたおかげで、そのとき難しいと感じてたことや曖昧に思っていたことがスッキリしたような気がしました

・インプットだけではなく、今日学んだことをアウトプットできるように、夏休みの活動を通して今やっている企画に全力で取り組もうと感じました。

みやこKAMADOKIプログラムでは、8月から約2ヶ月間チームに分かれて、SDGsを主軸に活動を行っています。全3回のシンカゼミでのレクチャーを参考にしながら受講生は各人の所属するコースでプロジェクトを行なっていきます。

このSDGsシンカゼミでの学びを活かしながら、自由な発想でSDGs達成のためにできることを考えていきたいと思います。

今後の活動の様子もHPにて発信してきますので、是非ご覧ください。