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SDGs Studios 2020 [Day1] を開催しました。

こんにちは。
インパクトラボ インターン生の中西 優奈です。

みやこKAMADOKIプログラム SDGs Studios コースは、8-9月にかけて新聞記者として長年活躍されてきた講師やSDGs実践家のレクチャーを受けながら京都市内を中心とした全国の学生が取材・記事作成を行い、京都市の課題や魅力を発信するプログラムです。

今回は、8月29日に行ったSDGsレクチャーの内容と開催の様子について報告します。

「京都創生とSDGs」

オープニングとしてプログラム説明や自己紹介・アイスブレイクを行った後、弊社代表の上田よりSDGsレクチャーを行いました。

SDGs Studiosで作成する記事のテーマは「京都創生」です。SDGs Studiosをオンライン中心で実施するにあたり、若者目線でどのような場所や人などに関心があるか京都市にフィードバックする機会を作ることで、次世代による京都創生を目指します。

「京都創生」とは,千二百年を超える歴史と文化が息づくまち・京都が持つ山紫水明の美しい自然や落ち着いた都市景観,受け継がれ磨き上げられてきた伝統文化などを,日本の歴史文化の象徴として守り,育てることで,歴史都市・京都の魅力にさらに磨きをかけ,その素晴らしさを国内外に発信することを進めていく取組です。
このことにより,喫緊の国家的課題である,日本人のアイデンティティーの確立や,美しい日本の再生,日本文化の継承・発信,国際観光の振興などに貢献していきます。(引用:京都市情報館)

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今回、京都創生をテーマにした理由は大きく3つあります。
1つ目は、京都市で学ぶ学生数は人口の約1割に相当する15万人以上でありながら京都創生の主体は”大人”であることです。学生の街ならではの若者が主体となった京都創生を目指しています。
2つ目が、ふるさと納税により税収が減少していることです。寄附額1.8億円に比べて他地域に流出した減収額が30億円となっていることが課題となっています。(出典:京都市情報館 2018年度現在)
3つ目が、新型コロナウイルスによる観光客の大幅な減少です。観光解禁により徐々に需要を取り戻すことが期待されますが、あらゆる社会に変化に対応できる新しい観光のあり方を考える必要があります。
以上の3つの理由から、学生が自分の興味・関心から京都市の課題や魅力を発見・発信することが「京都創生」につながり、さらにはSDGsの達成につながると考えています。

京都市とSDGs

京都市は2019年度、全国815都市を対象とした「SDGs先進度調査」で第一位となっており、地方創生・レジリエントシティ・SDGsの一体的な取り組みを行っています。

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京都市の様々な取り組みを調べ、京都創生やSDGsとどのように関連しているのか考えるワークショップを行いました。

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低炭素社会を実現するための取り組みや、プラゴミ・電力の削減による中山間地域の活性化など環境に対する取り組みや、観光地トイレをきれいにする取り組みなどが発表されました。

発信することの大切さ、スキルの必要性

ワークショップ終了後は、弊社グラフィックデザイナーの吉武より「発信スキル講座」を行いました。
発信スキル講座では、情報を正確に伝える記事の価値についてなどのお話しと、実際の取材を想定したメール文作成ワークを行いました。取材のアポ取りから取材後のアフターフォローまでの具体的な流れを学ぶことで、発信することの責任や、取材相手に敬意を表すことの大切さを感じることができました。

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さいごに

みやこKAMADOKIプログラム SDGs Studiosでは、学生が京都市の取り組みをSDGsの視点から見て、課題や魅力を発見することを求めています。次世代を担う若者が、SDGsウォッシュ*と呼ばれるような取り組みをきちんと見極められるようになること、そして活動を起こして何かアクションを起こせることを期待しています。
*SDGsに取り組んでいるように見えて実態が伴っていないこと

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ここまで読んでいただきありがとうございました!
私も、運営としてプログラムに関わりながら京都創生やSDGsに実践的に取り組み、受講生など多様な学生とネットワークを広げていきたいです。

次回のレクチャーは9月5日(土)です!
新聞記者の方による取材・記事作成レクチャーを行います。次回のレポートも読んでいただけると嬉しいです😄

今回実施したように、オンラインツールを駆使しながら、SDGsレクチャーなどをインパクトラボでは実施しています。興味を持たれた方は、是非インパクトラボの公式サイトをご覧ください。

インパクトラボ公式サイトはこちら

 

インパクトラボのnoteでは、本プログラム以外にも多様な事業紹介や開催報告を行っています。こちらもぜひご覧ください。